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トヨタ×ウェイモ、自動運転技術開発で戦略的提携

トヨタとウェイモは、自動運転技術の開発と普及における戦略的パートナーシップについて基本合意した。自動運転のソフトウェア開発を行なうWoven by Toyotaも参画する。

両社はそれぞれの強みを融合させ、新たな自動運転車プラットフォームの開発を目指す。同時に、ウェイモの自動運転技術とトヨタの自動車に関する専門知識を、次世代の市販車両どう活用するかも検討。協業の範囲は、今後の協議を通じて拡大する。

トヨタはこれまで「人・クルマ・交通インフラの三位一体」で交通事故ゼロ社会の実現を目指しており、自動運転技術と先進安全技術は、その中心的な役割を担っている。協業により個人向け自動運転車両の運転支援技術と自動運転技術の開発を加速する。

ウェイモはサンフランシスコ・ベイエリア、ロサンゼルス、フェニックス、オースティンで毎週25万回以上の自動運転運行を実施し、累計走行距離は数千万マイルに到達。自動運転による安全性を人間と比較した場合、負傷を伴う事故の発生件数は81%減少したという。同社は商用配車サービス「Waymo One」の規模拡大を続けており、2025年には日本でもタクシーアプリ「GO」と日本交通とともにテスト走行を開始している。同社は今回の戦略的提携を通じて、その技術の一部を個人所有車両にも導入する。