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“あとで読む”の「Pocket」がサービス終了

Mozillaは、“あとで読む”サービスを提供している「Pocket」を7月8日で終了すると発表した。マルチプラットフォームのアプリ、Webブラウザ拡張、APIのいずれも終了する。

Pocketは、興味あるWebコンテンツを保存し、あとで閲覧できるようにするサービス。7月8日からは新規のコンテンツ保存はできず、10月8日までの3カ月間はデータの書き出し専用モードとなり、10月8日以降はユーザーデータが完全に削除される。

有料のPocket Premiumについては、月額サブスクリプションは自動更新が無効化される。年間サブスクリプションは7月8日以降の日割り計算で払い戻される。どちらもユーザーの操作は不要。

Mozillaはサービス終了について、「人々のウェブの利用方法は進化しており、閲覧習慣やオンラインニーズにより適したプロジェクトに資源を集中するため」と理由を説明。Webブラウザ「Firefox」の新機能の開発に注力するとしている。

なお、Pocketのメールニュースレター「Pocket Hits」については、「Ten Tabs」に名称を変え、同じ編集チームによるニュースレターとして平日のみ配信を継続する。週末版と、週1回配信のオプションは廃止される。