ニュース
大宮駅前のダイエーが「イオンスタイル」に 6月4日オープン
2025年5月23日 12:30
イオンリテールは「ダイエー大宮店」を承継し、新たな価値を提供する売場へとリニューアルした「イオンスタイル大宮西口駅前」を、6月4日にオープンする。
ダイエー大宮店は「大宮西口DOMショッピングセンター」の核店舗として1982年9月に開業し、約42年にわたり地域住民を中心に利用されてきた。
イオンリテールは2024年11月に、ダイエーの一部店舗を承継することを発表している。その際に、ダイエーは2015年にイオンの完全子会社となって以降、展開領域を首都圏、京阪神に特化し、強みである「食品」に経営資源を集中して展開してきたが、イオンリテールが運営および店舗資産の一部を承継し、多様かつ変化し続けるニーズに応えると説明していた。近畿エリアの一部ダイエー店舗はすでに、「イオンスタイル」としてリニューアルオープンしている。
イオンスタイル大宮西口駅前は大宮駅の西口に隣接しており、埼玉新都市交通ニューシャトルの連絡通路出口からは大人の足で20歩の至近距離にある。駅前立地のアクセスの良さから、平日は周辺オフィス街の昼食需要や大宮駅利用者の生活需要に応え、週末はDOMショッピングセンターを含む周辺大型商業施設利用者の普段使いのニーズに応える商品を取り揃える。
コンセプトは、「駅前の需要特性に対応した“タイパ”に優れる品揃え」「“買いパ”視点で短時間で満足する買物を提案」の2つ。
タイパに関しては、20代~40代の単身者向けに、朝は通勤・通学の軽食需要、昼はオフィスのランチタイムに合わせたデリランチのニーズに応える。夕刻は小容量の総菜や刺身を一人前から展開、夜は仕事帰りなどに向けてレンジ調理品やフローズン商品など即食型の商品を充実させる。
買いパに関しては、商品をスキャンしながら買い回り、レジでは精算だけで済ませられる「レジゴー」と、キャッシュレス専用レジ、現金対応レジの2種類のセルフレジを用意。レジ待ち時間の短縮とニーズに合わせたスムーズな会計につなげる。また、ネットで注文して店内のカウンターで受け取る「ピックアップ」サービスにより買物時間を短縮する買いパを提案する。
イオンスタイルのほか、マクドナルドやサイゼリヤ、モンベル、ハンズなど21の専門店(DOMショッピングセンター内、イオンリテール契約テナントの数)を展開する。
所在地は埼玉県さいたま市大宮区桜木町2丁目3番地84。敷地面積は9,758.66m2、売場面積は直営が2,221m2、専門店が計11,311m2。施設規模は地下3階・地上7階および屋上。駐車台数は400台、駐輪台数は自転車250台。