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くら寿司、プレミアム回転寿司「無添蔵」関東初出店 中目黒

くら寿司は、関西エリアで展開しているプレミアム回転寿司「無添蔵(むてんくら)」の関東初出店となる中目黒店を、5月29日にオープンする。

無添蔵は2005年より、関西エリアに限定して4店舗を展開。全国展開では難しい、小規模だからこそ可能なメニュー、ひと手間かけた調理、限定的に仕入れられる上質なネタを使った商品を提供してきた。

中目黒店は、「都心部にも展開しやすい小規模店舗」「手間をかけた上質なメニュー」といった同店の特徴を基盤に、内装や新メニューの展開などのリブランディングを実施。変化する消費者ニーズに対応する店舗モデルとして展開する。所在地は東京都目黒区上目黒3丁目7番11号 松村ビル2階。

中目黒店 独自メニュー
位置図

コンセプトとして「日常の中の“非日常”」を掲げ、内装は“大人の隠れ蔵(家)”をイメージした空間を演出。回転レーンは継続しつつ、「ビッくらポン!」や水回収システムなどのアミューズメント要素は減らし、照明を少し落とした店内や和の装飾、BGMなど、落ち着きのある雰囲気の店舗設計とした。店内はくら寿司のアイデンティティでもある「蔵」を継承しており、「蔵の内側」を表現したという。座席数は59席(ボックス7席、カウンター31席)。

カウンター
ボックス席

中目黒店限定のオープン記念商品として、「地中海本まぐろ中とろ(一貫)」と「地中海本まぐろ大とろ(一貫)」を期間限定で100円で提供する。期間は5月29日~6月8日。通常価格は中とろが380円、大とろが580円。そのほか、「鹿児島県 活車海老 油霜」を数量限定・期間限定で販売する。価格は530円。期間は5月29日~6月1日、6月27日~6月29日。

開店記念セール商品

中目黒店での新規メニューとしては、北陸新幹線を使用した新たな輸送ルートを活用し、朝に福井県内の漁港で水揚げされた魚を、その日の夕方には店舗で提供する「朝獲れシリーズ」を展開する。

福井の朝獲れシリーズ

福井県にある鷹巣漁港では、漁船が早朝3時に出港し、5時頃に水揚げした魚を、鮮度保持、スピーディーな店内調理、輸送コストの低減のため産地で一次加工。その後、JR東日本の新幹線輸送サービス「はこビュン」にて、北陸新幹線で金沢駅から東京駅へ輸送する。これにより、都内にいながら漁港で食べるような鮮度の寿司をリーズナブルな価格で味わえるとしている。

水揚げ
加工
新幹線輸送サービス「はこビュン」を活用(画像提供:JR東日本)
輸送の様子
店内で調理し提供

ラインアップは「福井 朝獲れ 石鯛」「福井 朝獲れ きじはた」「福井 朝獲れ しいら」「福井 朝獲れ ほうぼう」「福井 朝獲れ ばしょうかじき」「福井 朝獲れ めじな」など10商品の中から水揚げされた商品を提供する。価格は各380円。メニューは水揚げ状況により異なり、天候等によっては提供できない場合もある。

また中目黒店では、生の本マグロを使用した寿司メニューを常時提供。23年8月より委託養殖として愛媛県宇和島市で生産をスタートした本マグロを同店舗で初めて販売する。ブロックで仕入れた本マグロを店内で赤身・中とろ・大とろに切り分けた3貫盛での提供で、価格は980円。まぐろの解体時に取れる「中落ち」も数量限定で提供する。「生本まぐろ 中落ちセット」は1.480円。

生本まぐろ三種盛り
生本まぐろ 中落ちセット
マグロ水揚げ
産地加工
店内で調理し提供

アルコールメニューは、落ち着いた空間で寿司や料理を楽しめるよう、食事に合うお酒をラインアップ。「シングルモルト余市」や「シングルモルト宮城峡」などのウイスキー、保存料・酸化防止剤無添加の「蒼龍赤ワイン(辛口)」や「蒼龍白ワイン」を用意する。焼酎は「二階堂」「金黒」「日々悠々」など麦・芋・米を取りそろえ、日本酒は「純米酒 三種飲み比べ(久保田 千寿 純米吟醸・春鹿鬼斬 超辛口原酒・黄桜 S 純米大吟醸)」のセットも提供する。