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八王子IC北のイオンモール 商業街区着工 26年春オープン

イオンモールは、東京都八王子市で開発中の「(仮称)八王子インターチェンジ北」において、B街区の建築工事に着手したと発表した。もうひとつのA街区は2024年5月に建築着工済み。どちらも商業施設は2026年春に開業する予定。

同計画はA街区とB街区に分けられた複合商業施設で、八王子北部の新たな拠点と位置づける。A街区はイオンネクストの顧客フルフィルメントセンター(CFC、ネットスーパーなどの物流拠点)と商業機能を導入。今回着工したB街区は商業施設となっている。両街区の商業棟は2026年春に開業予定で、A街区のCFC棟は2026年秋に開業する。

IC近接、2つ街区の大型開発

「(仮称)八王子インターチェンジ北」のコンセプトは、「豊かな時間を体現し共感した人が集い賑わう場」。CFCに実店舗を併設した施設のほか、シネマコンプレックス、飲食施設等の構成を計画する。「オンライン」と「オフライン」が融合する新たなライフスタイル施設を展開することで、地域の人々に新たな生活基盤を提供すると謳う。

高速道路ICに近接という特性を活かし、シネマコンプレックス、ライフスタイル提案型店舗、飲食店などを導入。商業施設のみのB街区は、施設の中心に広場を設け、地元の行事や道の駅と連携したイベントの開催等、地域の人が集う公園としての機能を提供する。A街区の敷地内にはバスロータリーを設け、八王子駅との路線バスの運行を予定している。

A街区

B街区

A街区のCFCは、最新のAIとロボットを駆使した最先端の物流拠点で、イオンのネット専用スーパー「Green Beans」のサービス内容やエリアを拡充して提供できるようになる。

このネット専用スーパーを通じて、八王子の産業や文化などの魅力を、市内だけでなく、東京23区や神奈川県などへ広く発信する。これにより、市外への農産物・特産物の販路拡大や観光客誘致に貢献するとしている。またCFCに実店舗も併設することで、オンラインだけでなく、オフラインでのショッピング体験も提供する。

A街区の所在地は東京都八王子市滝山町一丁目885-1外。敷地面積は約65,000m2、延床面積は約40,000m2(CFC棟)、約16,000m2(商業棟)。建物構造は商業棟が鉄骨造 地上6階建、CFC棟が鉄骨造 地上4階建。駐車台数は40台。

B街区の所在地は東京都八王子市滝山町一丁目884。敷地面積は約29,000m2、延床面積は約18,000m2、建物構造は鉄骨造 地上3階建。駐車台数は300台。