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渋谷で新たな再開発 宮益坂下交差点に33階建て複合施設

イメージパース

東京都は、宮益坂地区市街地再開発組合の設立を認可した。宮益坂下交差点の東側に、33階建てなど3つの街区で構成される複合施設が開発される。2027年度工事着手、2031年度竣工予定。東急、ヒューリックが、権利者の一員かつ事業協力者として参画する。

施行地区は東京都渋谷区渋谷一丁目及び二丁目地内。宮益坂下交差点の東側で、宮益坂を挟んで北側がA街区、南側がB街区、宮益御嶽神社付近がC街区となる。

A街区の場所では、21年11月に「b8ta Tokyo -Shibuya」がオープンした(21年11月撮影)
かつて「りそな銀行渋谷支店」があった場所は今回の事業の「B街区」。写真左側(北側)が「A街区」。後方は渋谷ヒカリエ(撮影:武石修/24年12月)
計画地(写真右側)の、明治通りを挟んで向かい側にはビックカメラ、マクドナルドなどがある(撮影:武石修/24年12月)

地区面積は約1.4ha。各街区の規模は、A街区が延べ面積約192,057m2、地上33階・地下3階、高さ約180m、B街区が延べ面積約8,490m2、地上7階・地下2階、高さ約40m、C街区が延べ面積約754m2、地上2階・地下1階、高さ約10m。

イメージパース(夜景)

施設用途は、A街区が事務所、店舗、ホール、宿泊滞在施設、産業育成支援施設、駐車場等、B街区が店舗等、C街区が神社等。

プロジェクトを通じて都市基盤を整備。階段、エスカレーター、エレベーター等の縦軸の移動空間や上空通路、地下広場等の整備により立体的な歩行者ネットワークを形成する。また、大山街道に沿った多様な広場等の配置により、歩行者中心の大山街道の環境形成を図る。

整備するアーバン・コアと地下広場および上空通路のイメージパース
御嶽神社の建て替え、再整備を行なうC街区(右)と大山街道のイメージパース

施設については、渋谷エリアに不足する大規模のホールおよび国際水準の宿泊滞在施設や、官民連携の産業育成支援施設を整備する。総事業費は約2,431億円。