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テスラ「ロボタクシー」米国で開始 4.2ドルの固定料金

テスラは、完全自動運転タクシー「Robotaxi(ロボタクシー)」のサービスを、米国テキサス州オースティンで6月22日(現地時間)に開始した。利用料金は4.20ドル(約620円)の固定料金だが、複数の海外報道によれば、移動範囲はオースティン市内の一部地域に限られるとしている。

テスラのホームページには、ロボタクシーの利用方法や、利用規約なども公開されている。それによると、現時点でロボタクシーを利用するには18歳以上である必要があり、未成年の乗車はできない。他人のために乗車を予約することはできず、同乗者がいる場合は、予約した本人が必ず乗車することが義務づけられている。乗車人数は最大2名まで。

また、利用者は運転席(前席左側)に座ることはできないほか、車内での喫煙、電子たばこ、飲酒などは禁止されている。

テスラは2024年10月に、ロボタクシーのイベントを開催。2025年に既存の「モデルY」と「モデル3」をベースとしたフルセルフドライビング(FSD)による完全自動運転を米国のカリフォルニアとテキサスで導入すると表明していた。今回導入された車両はモデルYをベースとしたロボタクシーとなる。

なお、同社は2026年に完全自動運転専用車両として開発した量産型「サイバーキャブ」を30,000ドル(約450万円)で販売すると表明しており、米国では一般ユーザーも購入可能になる予定。