ニュース

JR東海、「浜名湖サイクリング」事業 うな丼が500円で食べられる

浜名湖サイクリングのイメージ

JR東海は、浜名湖エリアの関係観光協会と協力し、観光による地域創生プロジェクトとして「浜名湖サイクリング」事業を立ち上げる。レンタサイクル拠点を開業するほか、2,500円相当分のグルメクーポンを期間限定で500円で販売する。グルメクーポンはうなぎ専門店、カフェ、温泉などで利用できる。

鉄道で浜名湖エリアを訪れ、サイクリングを楽しめる仕掛けを展開。瀬戸内海の「しまなみ海道」においてサイクリングを起点とした観光アクティビティが人気となっており、浜名湖も「サイクリングの聖地」となりうる特長を有しているとの考えから、サイクリング事業の立ち上げに至った。

浜名湖

浜名湖周辺エリアは高低差が小さく、程よい距離のサイクリングコースも設定でき、サイクリング未経験でも気軽にチャレンジできるとしている。また、自然・グルメ・温泉にも恵まれ、それらと組み合わせることで、旅行ついでのアクティビティとしてサイクリングを楽しめる。そのほか、東海道新幹線沿線に位置し、首都圏や関西圏からのアクセスが良い点も特徴。

観光資源・コース・アクセス

同事業ではレンタサイクル拠点「弁天島サイクルゲート」を5月31日に開業。JR東海道本線 弁天島駅から徒歩3分に位置する弁天島海浜公園内において、浜名湖サイクリングのゲートウェイとなるレンタサイクル拠点を、舞阪町観光協会とJR東海が共同で運営する。地域の事業者と共同での拠点運営やレンタサイクル事業の直営はJR東海初の取り組み。

弁天島サイクルゲートの外観イメージ
弁天島サイクルゲートのロゴ

弁天島サイクルゲートではe-bikeから、本格的なサイクリングに挑戦したい人向けの高機能スポーツバイクまでラインナップする。一部の自転車は、静岡県内に本社を構えるヤマハ発動機やデイトナの製品。取扱い車種および利用料金の一例は、E-グラベルバイク(ヤマハ発動機)が7,000円/日、E-ミニベロ(デイトナ)が4,500円/日。そのほか、シティサイクル(2,000円/日)、クロスバイク(4,000円/日)、ロードバイク(5,000円/日)などがある。

ヤマハ発動機 E-グラベルバイク
デイトナ E-ミニベロ

弁天島サイクルゲートで借りた自転車を舘山寺温泉で返却する乗捨てオプションも用意。舘山寺温泉から浜松駅まではバスでアクセスできる。

グルメクーポン「浜名湖サイクリング ゆるチャレ満喫クーポン」は、サイクリングをしながら浜名湖を楽しめるよう地元と共同開発。初心者が走行可能な距離に観光コンテンツが点在する浜名湖の特徴を活かすべく、うなぎ専門店からカフェ、温泉まで全22種、2,500円相当分のクーポンを1冊にまとめた。

浜名湖サイクリング ゆるチャレ満喫クーポン

1冊の通常価格は1,500円だが、弁天島サイクルゲートのオープンを記念し、東海道新幹線の利用者で特定の条件を満たせば、期間限定で500円で購入できる。クーポンを500円で購入した場合に食べられるメニューとして「鰻かば焼き小丼」などがある。

クーポンの販売は弁天島サイクルゲート。クーポン購入時に浜松駅または豊橋駅着の、クーポン購入日の前当日の「EXご利用票(座席のご案内)」または「ご利用票」を提示することで、割引価格で購入できる。割引キャンペーン実施期間は5月31日~8月31日。

そのほか、自転車競技をテーマとしたアニメ「弱虫ペダル LIMIT BREAK」や名古屋市を拠点に活動する「SKE48」とのコラボ企画を実施。また、静岡駅から弁天島駅・新居町駅に向けて自転車を解体せずに持ち込み可能なサイクルトレインを6月8日に運行する。

「弱虫ペダル LIMIT BREAK」や「SKE48」とコラボ
6月8日のサイクルトレイン運転時刻